ERP連動のハンディーバーコードリーダーで入出庫実績リアル更新

ERPの導入時、物流実績入力用にアドオン画面を作成し、倉庫拠点にERPのクライアント端末を設置しました。
作業員が自分のピッキングリストや納品書を印刷するために、朝PCの前に行列することもあります。
入出庫実績の入力、実際に物を動かす作業と平行してはできませんでしたので、紙にチェックを入れてまとめてPC脇に置いておくことになります。ですから、ERPの在庫が更新できるのは1日以上経ってからになっていました。まとめて入力する時の人的ミスなどもあり棚卸しも苦労するので、倉庫の作業効率を考えたシステムに作り替えることにしました。

概要

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携帯できるバーコードスキャナーに各担当者の出荷指示が表示され、棚や物品に添付されているバーコードをスキャンしながらその場で実績を入力していくことでピッキングミスも減り、ERP在庫と物理在庫の同期が取れるようになりました。
発注品の入庫予定情報は、事前にERPから受信できるので、倉庫システム内での入庫照合ができます。

 

 

システム実装の流れとユーザの声

倉庫内を動き回りながらデータ入力できるように、無線LANを敷設しました。ハンディースキャナーの画面は、できるだけ実績数値のみキーインすれば良い仕様にし、パートタイム作業者にも扱い易いことを目指しました。

拠点設置のハンディコントロールサーバーにERPからの指図データを受け、ERP伝票情報とハンディーからの入力情報でERPへ返送する実績データを生成する機能を持たせました。ERPとのデータ交換には、SAP標準のメッセージング・インターフェース(ALE)を扱うSAPアダプタ「ConnectPlus」を導入。アダプタ内でERPメッセージフォーマットとハンディシステムDBフォーマットの変換もおこなっています。

新規導入した倉庫拠点用のPCサーバにハンディースキャナー制御ツールとSAPアダプタをインストールし、ツール付属のスキャナーアプリ開発キットで出荷と入荷の業務画面を作成しました。 出荷ピーク時間帯の端末レスポンスを確保するため、ERPとの直接通信を避け、拠点サーバ折り返し方式(非同期リアル連携)を採用しました。

 

 

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倉庫のユーザの感想は

ERPがトラブっている時も関係無く作業できるのがいいね。ハンディーの操作は特にトレーニングが要る感じじゃなく誰にでも使える。それに、入庫の時棚番スキャンするようになったから、別の品が入っていることが無くなって棚卸しも楽になるんじゃないかな。

 

IT担当者の感想は

ERP入れるときはとにかく期限までに稼働させなきゃいけなくて、倉庫側にERPクライアントを押し付けちゃったけど、せめて帳票類はクライアントオペレーションではなく前日にまとめて倉庫プリンターに出しておく仕様にしておけば良かった。
でも、今回「ERPと非同期連携の実績収集システム」を構築してみて、3ヶ月程度でここまでできるなら、ERP導入時に同時に開発できたなと思いました。在庫同期もとれるようになったし、物流拠点からのクレームがなくなってほっとしています。 問題点は端末価格ぐらいかな。 
最初に説明を聞いた時、非同期でリアルってどういうことかと思ったけど、端末で処理するとすう棒の差でERPが自動更新されているのは十分リアルだと実感できました。

 

 

 

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