SAP Fioriでモバイル利用範囲を拡大し、営業効率化・事務作業の削減を実現

SAP CRMに顧客との商談・取引情報などを入力し、営業支援システムとして利用していました。

営業日報は毎日入力し上長からの指示を仰ぐ、明日訪問するユーザの商談履歴を出力し攻め方を考えるなど、すべて帰社してからの作業でした。遠方に行っても、日報を入力しに帰社するのが暗黙のルールとなっていました。

営業活動の効率化を目指しタブレットを配布しましたが、メールやスケジュール確認のみに利用されていました。

折しもサービス残業が問題視される中、従業員の労働環境改善が叫ばれておりましたが、タブレット利用は、効率化はもとより環境改善の役にたっていない状況でした。

 

スマートフォンやタブレットを利用して、アポイントまでの待ち時間で直前の面会内容を入力したり、商談履歴を検索し次に訪問するユーザへの対応を考えたり、上司からのリアルタイム指示により戦略を練ったりするなど、待ち時間の有効活用と営業効率アップが実現できる環境を構築したいと考え、プロジェクトを開始しシステム導入を行いました。

 

このプロジェクトで特徴的だったのは、「SAP Fiori」という当時最新で、現在ではUI系開発の中核となるアプリケーションを採用したことです。

新しい技術の採用は、ベンダー任せになってしまい、自社の資産として何も残らないことは避けたかったので、自社開発・運用できることを念頭に、クレスコ・イー・ソリューション社の提案で、アジャイル開発手法を採用しました。

また、利用ユーザも巻き込んで開発・テストを進めた結果、時間は通常のプロジェクトよりかかりましたが、稼働後運用は非常にスムーズに進んでいます。

 

IT担当者がSAP側には明るかったので、SAP Fioriを利用する際に必要となるバックグランド部分(SAP NetWeaver Gateway)とモバイルUI部分をクレスコ・イー・ソリューション社が担当しました。

 

solution08-02

 

ユーザの声

システム担当者の感想

システム導入や構築する際、パワーユーザからヒアリングし、IT部門が取りまとめして、自社開発または外注することがほとんどです。

結果、リリース後、利用者が増えず、仕様に不満がでることが多かったです。

今回はエンドユーザも巻き込んでの定着化、つまりは使わせたので、本番を迎えても不満なく利用してもらっています。

営業担当にとっては、デスクに戻って事務処理する時間が必要なくなりました。

帰社する移動時間・作業時間で、もう1社でも2社でも訪問できるようになったので、15%以上の効率UPを実現できたと思います。帰社する必要はなくなりましたが、その分仕事が増えたので、経営者層は喜んでいますが、営業担当はとんでもないシステムを作ってくれたなと陰でボヤいています。もちろん冗談ですが(笑)

 

SAPの新しい技術であるSAP Fioriの利用を決めた背景の一つは、今後もSAPシステムを使い続ける予定で、ERP on HANA、S/4 HANAとバージョンアップする過程で、覚えていて損はにない必須な技術であること、もう一つは、数百あるSAP Fiori 活用シナリオがライセンスフリーで提供されているので、自社人員のみで利用業務が拡大できることです。

現行SAPシステムのようなブラックボックス化を避けるためにも、必要な技術と確信しています。

 

関連サービス

「Simple UI Service」

お問い合わせ

  • Webで簡単お問い合わせ

    製品、導入事例、関連セミナーなど
    お気軽にお問い合わせください。

  • SAPアダプタ ショールーム

    製品デモンストレーションを
    見てみませんか?

  • 資料ダウンロード

    製品別のパンフレットや導入事例の資料をダウンロードできます。

  • エンジニアコラム
  • 特別コラム
  • サイト内用語解説